よく「黒酢を飲みはじめたよ」「黒酢って健康にいいんだってね」なんて聞きますけど、黒酢って、何がいいのでしょうか？本当に黒酢でダイエットできるのでしょうか？




■黒酢とは？

黒酢は、米や大麦だけを原料に、壷の中でじっくりと1年以上寝かせて発酵・熟成させ麹菌や乳酸菌の作用で琥珀色に色づいたものです。つまり、黒酢は酢と熟成度が異なります。

熟成・発酵している黒酢の利点は、アミノ酸が豊富で、「元気のもと」といわれるクエン酸も豊富。だから血液がサラサラになります。

黒酢に限らず、お酢に含まれている酢酸には、細胞内でエネルギーを作るクエン酸回路を活発にする作用があります。クエン酸回路では、エネルギーの原料として脂肪が燃やされるため、ダイエット効果が期待できるのです。

また、脂肪を分解する酵素リパーゼを活性化する効能、効果をもつ「BCAA(分岐鎖アミノ酸）」と呼ばれる物があります。

BCAAは、イソロイシン、ロイシン、バリンの三つのアミノ酸の事で、このBCAAを黒酢や香酢は豊富に含んでいます。このため、特に黒酢はダイエットに向いている食品といえます。




■黒酢の種類

1.玄米黒酢： 玄米を醸造し、発酵・熟成させた黒酢です。

2.米黒酢： 米を醸造し、発酵・熟成させた黒酢です。

3.黒こうじ酢：沖縄特産の黒こうじ菌で作る黒酢です。

4.つぼ黒酢（かめつぼ黒酢）：陶器つぼで熟成させた黒酢。壷は「アマン壷」と呼ばれる。

5.もろみ黒酢：沖縄の泡盛を蒸留した後のもろみから作る黒酢。

6.香酢：中国産の黒酢で、もち米を醸造して作る。八角や花椒を加え、独特の香りがある。




■黒酢の選びかた

材料をよく見ましょう。米か玄米か、もち米なのかうるち米なのかで、成分が異なります。次に、熟成期間を確認しましょう。熟成期間が長いほど、アミノ酸が豊富になるようです。




■黒酢の摂取方法

黒酢は、食べるよりも飲む方が、効果が高くなるそうです。つまり、酢の物でいただく
よりも、そのまま飲んでしまう方が良いそうです。
一日３０ｍｌを目安に飲むと、効果があるようです。そのままでは飲みづらい場合は、水で割ったりして飲みましょう。




■黒酢の効果

飲んだ直後は、体がぽかぽかしてきます。体内脂肪が燃えて、ダイエット効果が期待できます。

しばらくすると、腎臓や肝機能がよく動くようになるため、トイレが近くなり、
むくみが引いてきます。
さらに２時間ほど経過後は、血液サラサラ効果が期待できるので、血行がよくなり、肩こりなどの凝りに聞きます。